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5.5 NIS (ユーザ情報)と POP サーバ

 「電子メールを読む」という処理をユーザが行うには、次の3つの段階でユーザ認証が必要になってくる。

  • 他の MTA サーバからメールを受信しスプールするとき(名前の文字列のみ利用)

  • POP サーバにクライアントから接続しメールを獲得するとき

  • クライアントホストに login するとき

この様子を示したのが、図 5.5.1. である。

図 5.5.1. POP サーバのユーザ情報を NIS (Network Information System) で獲得する
図 5.5.1. POP サーバのユーザ情報を NIS (Network Information System) で獲得する


基本的に POP サーバにて必要なユーザの情報は、主に次のように獲得する必要がある。

  1. POP サーバが動作しているホストの OS から獲得する

  2. ユーザ管理を行っているサーバから獲得する

これはどちらでも構わないが、foocrane ネットワークでは、後者の 2.で獲得する。このユーザ情報の管理に NIS (Network Information System)を利用する。もし、NIS を利用しない場合、MTA サーバ、POP サーバ、全てのクライアントへの login などのために、個別にユーザ登録を行わなくてはならない。

 厳密に言えば、図 5.5.1. では、MTA サーバや POP サーバが動作しているホストの OS がユーザ認証に必要な情報を NIS から獲得し、その情報を MTA サーバアプリケーションや POP サーバアプリケーションは利用している。MTA サーバアプリケーションや POP サーバアプリケーションが直接 NIS によって情報を獲得しているわけではないので注意する必要がある。