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4.7 NIS サーバの配置と設計例2

 設計例 1 と比べ、こちらの方が安全性が高い。なぜなら、Master と Slave の違いはあるものの、NIS による情報提供が必要なドメイン(IP セグメント)ごとに NIS サーバが存在しているため、片方がダウンしても、また、ルータが停止してもそれぞれに影響がないからである。

図 4.7.1.
図 4.7.1.


 図 4.7.1. では 2 通りの考え方がある。

  1. 各セグメントの NIS サーバにブロードキャストで情報を求める
    それぞれのセグメントに予備を入れて 2 台の NIS サーバが必要になる。この場合、dev.foocrane.jp と buz.foocrane.jp の 2 つであるため、4 台必要となる。1台は Master であるので残りの 3 台はそれと情報の動同期をとった Slave ということになる。

  2. メニーキャストで NIS の Master と Slave サーバを指定する
    僅かに設定が複雑になるが、セグメントに関係無く問い合わせを行えるため、セグメント毎に NIS サーバを配置する必要がない。

このようなことから、ここでは 2. の方を利用する場合の情報を整理しておく必要がある。

1. NIS ドメインとドメイン(IP セグメント)

ドメイン NIS ドメイン
foocrane.jp なし
dev.foocrane.jp foocrane-nis
buz.foocrane.jp foocrane-nis


2. ドメイン(IP セグメント)毎の NIS の利用方針

ドメイン NIS サーバ NIS を利用する場合の接続方針
foocrane.jp なし 利用しない
dev.foocrane.jp serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp メニーキャストを利用して NIS サーバを指定
buz.foocrane.jp serv06.buz.foocrane.jp, serv01.dev.foocrane.jp メニーキャストを利用して NIS サーバを指定


3. 個別ホストでの利用方針

ホスト名 NIS サーバ 動作しているサーバ 接続方法
serv02.dev. foocrane.jp serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp MTA, POP NIS サーバを指定(メニーキャスト)
serv03.dev. foocrane.jp serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp WWW, FTP NIS サーバを指定(メニーキャスト)
term01-04.buz. foocrane.jp serv06.buz.foocrane.jp, serv01.dev.foocrane.jp なし NIS サーバを指定(メニーキャスト)