|
設計例 1 と比べ、こちらの方が安全性が高い。なぜなら、Master と Slave の違いはあるものの、NIS による情報提供が必要なドメイン(IP セグメント)ごとに NIS サーバが存在しているため、片方がダウンしても、また、ルータが停止してもそれぞれに影響がないからである。
図 4.7.1. では 2 通りの考え方がある。
- 各セグメントの NIS サーバにブロードキャストで情報を求める
それぞれのセグメントに予備を入れて 2 台の NIS サーバが必要になる。この場合、dev.foocrane.jp と buz.foocrane.jp の 2 つであるため、4 台必要となる。1台は Master であるので残りの 3 台はそれと情報の動同期をとった Slave ということになる。
- メニーキャストで NIS の Master と Slave サーバを指定する
僅かに設定が複雑になるが、セグメントに関係無く問い合わせを行えるため、セグメント毎に NIS サーバを配置する必要がない。
このようなことから、ここでは 2. の方を利用する場合の情報を整理しておく必要がある。
1. NIS ドメインとドメイン(IP セグメント)
| ドメイン |
NIS ドメイン |
| foocrane.jp |
なし |
| dev.foocrane.jp |
foocrane-nis |
| buz.foocrane.jp |
foocrane-nis |
2. ドメイン(IP セグメント)毎の NIS の利用方針
| ドメイン |
NIS サーバ |
NIS を利用する場合の接続方針 |
| foocrane.jp |
なし |
利用しない |
| dev.foocrane.jp |
serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp |
メニーキャストを利用して NIS サーバを指定 |
| buz.foocrane.jp |
serv06.buz.foocrane.jp, serv01.dev.foocrane.jp |
メニーキャストを利用して NIS サーバを指定 |
3. 個別ホストでの利用方針
| ホスト名 |
NIS サーバ |
動作しているサーバ |
接続方法 |
| serv02.dev. foocrane.jp |
serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp |
MTA, POP |
NIS サーバを指定(メニーキャスト) |
| serv03.dev. foocrane.jp |
serv01.dev.foocrane.jp, serv06.buz.foocrane.jp |
WWW, FTP |
NIS サーバを指定(メニーキャスト) |
| term01-04.buz. foocrane.jp |
serv06.buz.foocrane.jp, serv01.dev.foocrane.jp |
なし |
NIS サーバを指定(メニーキャスト) |
|