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foocrane ネットワークにおいて NIS はユーザ情報を提供する重要な役割を担う。一方、foocrane ネットワークでは、192.168.1.0/24 と 192.168.2.0/24 という 2 つの IP セグメントが存在し、それぞれ dev.foocrane.jp 、buz.foocrane.jp とドメインを対応させている。
ところが NIS の場合、図 4.4.1. を見ると分かるように、NIS 要求はブロードキャストのため、ルータを越えることができない。foocrane では規模が小さいため、各セグメント毎に NIS サーバを設置しない方針である。しかしそのままではルータを越えることができない。
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図 4.4.1. NIS 要求はブロードキャストのためルータを越えない
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そこで、図 4.4.2. のように、NIS クライアントでは、ブロードキャストにまかせず、NIS サーバを(複数)指定する(図では 1 台しかないが実際には複数を指定可能)。これにより、ルータを越えて情報を獲得することが可能となる。この指定の方法をメニーキャスト(many-cast)による接続と呼ぶ。
メニーキャストによる接続は、基本的にユニキャスト(uni-cast) であるが、これを複数に対して行うことにより、特定のホスト群に対してまるでブロードキャストしているかのように見せる仕組みである。見せかけるとはいえ、基本的にはユニキャストであるため、IP Address を指定することになる(実際には名前で指定できる)。したがって、ブロードキャストとは異なり、ルータを越えることができるのである。
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