目 次
目 次/関連項目

2.4 Name Server の配置と設計例1
(foocrane 採用例)



図 2.4.1. 設計例1 内部の情報を1台に統合し外部は独立させる
図 2.4.1. 設計例1 内部の情報を1台に統合し外部は独立させる




図 2.4.2. DNS 設計の摘要
図 2.4.2. DNS 設計の摘要


 本設計は foocrane.jp にて実際に運用している形態である。ホストのネットワーク上の位置の情報は次のようになる。

  • ネットワーク上の位置と名前
    ホスト名 ns1 nslocal1 nslocal2
    IP Address 202.34.212.177 192.168.1.11 192.168.2.16
    ドメイン foocrane.jp dev.foocrane.jp buz.foocrane.jp


  • 基本的な役割
    ns1 JPNIC データベース登録ネームサーバ。外部からの問い合わせ(resolv(query))に対する応答、foocrane ネットワーク(foocrane.jp, dev.foocrane.jp, buz.foocrane.jp)からの問い合わせ(resolv(query))に対する応答とフォワーダの受付。 foocrane.jp ドメインの名前情報を保持。
    nslocal1 dev.foocrane.jp のプライマリネームサーバ。外部へは FireWall を経由して ns1 へ問い合わせを転送(foward)する。内部ドメイン(dev.foocrane.jp, buz.foocrane.jp)の名前情報を保持。
    nslocal2 buz.foocrane.jp のプライマリネームサーバ。外部へは FireWall を経由して ns1 へ問い合わせを転送(foward)する。内部ドメイン(dev.foocrane.jp, buz.foocrane.jp)の名前情報を保持。


  • 名前情報の配置、または転送元
    ---- foocrane.jp dev.foocrane.jp buz.foocrane.jp
    ns1 ローカルホストに保持 保持しない 保持しない
    nslocal1 保持しない ローカルホストに保持 ローカルホストに保持
    nslocal1 保持しない nslocal1 より転送 nslocal1 より転送


  • 本構成方法の利点(コンセプト)
    1. 外部ネームサーバと内部ネームサーバを完全に独立させることにより転送の流れがシンプルとなる。名前と IP Address 情報を内部と外部でそれぞれに一括で管理する。

    2. 内部のネームサーバが外部と直接やり取りをせず、外部ネームサーバに一括して問い合わせを行う。このため、FireWall のホールの量を押えることができる。

    3. 上記同様、ネームサーバのアプリケーション、バージョン等による外部問い合わせの不整合とエラーを回避できる。



  • 本構成方法の欠点
    1. buz.foocrane.jp ドメインに IP Address 割り振り権限がないため、固定 IP Address が必要となった場合、dev.foocrane.jp ドメインにいる管理者に登録を要請しなくてはならない。

    2. ns1.foocrane.jp (202.34.212.177) がダウンした場合、名前を利用した外部との通信が不可能になる。